凍結胚移植の妊娠率|スケジュールと流れ

凍結胚移植の妊娠率|スケジュールと流れ

凍結胚移植の妊娠率は?

凍結胚移植の妊娠率は、20代〜30代前半では「約50%」で、35歳から40代になると10%低下して「約40%」になるデータを、某有名クリニックが発表しています。

凍結胚移植は新鮮胚移植よりも妊娠率が高い

凍結胚移植は、採卵と移植を同じ周期に行う必要がありません。そのため、子宮内膜の状態を見て妊娠しやすいタイミングで胚移植できます。
逆に、新鮮胚移植は、採卵と移植を同じ周期で行い、また「排卵誘発剤」の影響でホルモンバランスが乱れやすく、妊娠に最適なタイミングで胚移植するのが難しい欠点があります。

 

以上から、凍結胚移植は、新鮮胚移植よりも妊娠率が高いと言われています。

 

⇒ 凍結胚による体外受精の成功率を上げるには?

 

自然周期とホルモン補充周期の妊娠率は?

自然周期による凍結胚移植は、ホルモン補充周期の場合よりも、妊娠率は下がります。なぜなら、ホルモン補充によって「子宮内膜」を厚くできるため、着床率がアップするからです。

グレードと妊娠率の関係

通常、グレードが高いほど妊娠率も上がると言われています。しかし実際は、グレードが高くても着床に失敗するケースもあり、グレードが悪くても妊娠する事例は多いです。

凍結胚移植のスケジュール

病院によってスケジュールは少し異なりますが、基本的な流れは以下です。

移植の「前周期」から診察開始

凍結胚移植をする前周期から診察が始まり、ピルの服用をします。ピルを飲むことで子宮や卵管の働きを活発にしていきます。

エストラジオールの使用

エストラジオールとは「ホルモン補充」をする薬で、経口薬または貼り薬になります。凍結胚移植をする周期から、妊娠判定日まで続きます。

自然周期でも処方される?

自然周期の凍結胚移植でも、エストラジオールを処方する病院はあります。あなたの母体に合ったベストな治療を選んでくれますが、不安なら医師に質問しましょう。

黄体補充注射(経口薬)

黄体補充注射は、子宮内膜を厚くし妊娠率を高めるために行われます。凍結胚移植をする周期に入って、2週間目あたりから始まります。黄体補充は、妊娠判定日まで続きます。
ホルモン補充周期による凍結胚移植の場合は「注射による黄体補充」が主に使われます。自然周期でも「経口薬」による、ソフトな黄体補充が行われることがあります。

病院の妊娠判定日は?

凍結胚移植における体外受精の妊娠判定日は、胚移植をしてから「約2週間後」に行われます。

着床時期と症状

着床時期はいつ?

移植する凍結胚の分割数によって、着床時期は異なります。おおよその目安は以下です。

4分割

4分割の凍結胚移植は、5日後以降が着床時期になります。

8分割

8分割の凍結胚移植は、4日後以降が着床時期です。

着床の症状(妊娠初期症状)

着床症状を「流産の兆し」と間違う人が多いですが、病院で妊娠判定がされるまでは独断は禁物です。妊娠初期の症状は以下です。

凍結胚移植後の下腹部痛

チクチクとした下腹部痛がある場合は「着床痛」の可能性が高く、初期妊娠の兆しだと考えられます。

妊娠判定日前に生理のような出血

着床症状は「茶色のおりもの」が出ることが多いですが、生理と似た鮮血が大量出血するケースもあります。妊娠判定まで結果を待ちましょう。

フライング検査は信用するな

妊娠に成功したか早く知りたいためにフライング検査をしがちですが、早くても「陰性反応」しか出ず落ち込むことになります。凍結胚移植後10日後にフライング検査をして陰性だったのに、実は「陽性」だったことも多いです。

凍結胚移植で着床しない理由とは?

凍結胚移植とは「優良な受精卵」をストックして子宮に入れる方法のため、胚の質は高いと考えられます。つまり、着床しない理由は「子宮の状態」が影響している可能性があります。
そのため、子宮内膜を強化する栄養補給や生活習慣で、凍結胚移植の着床率を上げましょう。
ただし、体外受精には、9割以上の人が3回目で妊娠に成功している統計があります。1、2回目で着床しないでも落胆せず、子宮環境を高める努力をしましょう。

 

⇒ 着床率を上げて元気な赤ちゃんを授かる方法