体外受精とショート法で妊娠する方法

体外受精とショート法で妊娠する方法

体外受精とショート法のスケジュール&流れ

ピルの服用

体外受精を行う前月より「ピル」を服用し、排卵を抑制します。これによって卵巣を休ませ、採卵時に質の高い卵子が育つようにします。ピルを服用して5日後から、体外受精の準備が本格的に始まります。

点鼻薬(アゴニスト)の使用

体外受精を行う月の生理周期から「スプレキュアやブセレキュア」などの点鼻薬を使います。これらは名前は異なりますが「GnRHアゴニスト」という同じ薬品です。

点鼻薬のメリット

点鼻薬のメリットは、卵胞を育てる「FSHホルモン」の分泌を増やし、卵胞の質を高めることです。また、採卵前に自然排卵が始まらないよう「排卵抑制」の働きもあります。

ショート法で点鼻薬を忘れたら

ショート法で点鼻薬を忘れても焦る必要はありません。通常、毎日決まった時間に2、3回の使用が求められますが、1回忘れたぐらいで失敗することはありません。どうしても不安なら医師に相談しましょう。

HMGやFHS注射の使用

点鼻薬の使用と同時期に、HMG注射またはFSH注射が始まります。卵子の排卵数を増やす効果が期待できます。

抗生剤内服薬の利用

抗生剤内服薬は、卵巣や子宮、男性側の生殖器の感染症などを防ぎ、健康な受精卵を作るため、夫婦で服用します。抗生剤内服薬は、HMG注射が始まった頃に飲み始めます。

採卵

採卵は生理周期の11〜13日目ぐらいに、卵子の状態を見て行われます。

胚移植

採卵から2〜5日後に受精卵の胚移植が行われます。それまでは、採卵による子宮の炎症や感染を防ぐために「抗生剤」を使用します。

黄体補充注射

胚移植が完了すると、着床率を高めるために子宮内膜を厚くする「黄体補充注射」を使用します。黄体補充は、胚移植後から妊娠判定後も継続されるのが一般的です。

妊娠判定

胚移植後から10日以上が経過した頃に「妊娠判定」が行われます。この時点で、体外受精が成功したか失敗したかが分かります。

 

⇒ ショート法の成功率を上げる方法

 

ショート法とロング法の違い

ショート法のロング法の違いは「点鼻薬」を利用する長さと、採卵の時期が違うだけで、それ以外のスケジュールや治療の流れは同じです。
ショート法は、体外受精を行う月の生理周期から、点鼻薬を使って卵胞を育てますが、ロング法は体外受精を行う前月の生理周期から、ロングスパンで点鼻薬を使います。そのため、ロング法の場合は、前月の生理周期から「避妊」が必要になります。
また、ショート法は、ロング法よりも採卵時期が2日ほど早いです。

ショート法のメリット

妊娠率を高める

ショート法は、点鼻薬や注射によって排卵数を増やメリットがあるため、質の高い受精卵ができる確率も高まります。つまり、妊娠率が向上するメリットがあります。

治療日数が短い

ショート法は、体外受精を行う月で全てが終了するため、治療に対する負担が短いメリットがあります。

排卵数が少ない場合

ショート法の平均排卵数は?

年齢や体調によって平均の排卵数は大きく違います。1個しか排卵しなかった体験談もありますし、10個以上排卵した人もいます。数が少ないことよりも質の方が、妊娠するうえで大切です。

排卵が1個しかない場合

このようなケースが続く場合は、医師と相談したうえで、ショート法からロング法やアンタゴニスト法に変更してみるのも1つです。

卵子の質が悪いのはショート法が原因?

ショート法は、排卵数を増やすことがメインのため、卵子の質が低下する傾向にあるようです。また、方法や薬品が体質に合わないときも、卵子の質に影響します。
ただし、卵子の質が悪い原因としては、年齢や体調も考えられるため、ショート法が原因かどうかは断言できません。
ショート法以外の排卵誘発方法を試しても、卵子の質が悪い場合は、母体側に原因があると考えられます。
その際は「生活習慣と食生活」を改めることが必須になります

 

⇒ 卵子の質を上げる対策法とは?