体外受精のリスクとデメリット

体外受精のリスクとデメリット

体外受精のリスクやデメリットが流布していますが、誤った情報もあります。正しい情報は以下です。

障害児の確率は高まる?

体外受精によって障害児の確率が高まるという噂がありますが、スウェーデンでは35年間、体外受精で生まれた子供を対象に調査しています。
その結果、自然妊娠と体外受精の「10万人あたりの自閉症と知的障害の確率」は、大差がないことが分かっています。

  自然妊娠 体外受精
自閉症 10人 19人
知的障害 40人 46人
顕微受精は障害児の確率が上がる

ただし「顕微受精」の場合は、自閉症の確率が10万人あたり「135人」で、知的障害の確率は「144人」に上がるデメリットが確認されています。

多胎児の妊娠確率が上がる?

体外受精では、複数の受精卵を子宮に移植する方法もあるため、自然妊娠に比べて「多胎児」が生まれる確率が上がる傾向にあります。(単一の受精卵を移植する方法もあります)
自然妊娠による多胎児の確率は1.25%に比べ、体外受精による多胎児は15%程度とされます。
また、多胎児は早産や、それぞれの胎児の体重が少なくなるため、流産のリスクが高まります。

流産確率が高い?

体外受精そのものに、流産の確率を上げるデメリットはありません。
ただし、体外受精を行う人は「不妊症の方」が多いため、妊娠しても胎児が育ちにくい母体の可能性が高い傾向にあります。それが流産確率が高いと流布された理由です。
前述したように、多胎児妊娠をすると流産率は上がりますが、これは自然妊娠も同様です。

 

⇒ 体外受精を成功させ元気な赤ちゃんを授かる方法

 

母体の負担リスク

採卵リスク
出血が多い&止まらない

採卵のときに卵巣が傷つくため少量の出血が起こります。採卵数が多くなるほど負担がかかり、針が臓器に当たると、出血が多い&止まらないリスクが高まります。

麻酔の副作用

採卵時の麻酔によって吐き気や目まいの副作用があり得ます。
そのため、病院では副作用リスクを下げるため「弱い麻酔」を使います。しかし、それによって採卵中に強い痛みを感じるデメリットがあります。

体外受精は費用が高い

体外受精は、夫婦の不妊症の具合によって異なりますが「約50万円」が平均費用です。状況によっては100万円近い費用がかかる場合もあります。もちろん、体外受精を繰り返せば、それだけ高い費用がかかってきます。
以上から、妊娠しやすい母体作りに努め、体外受精を早く成功させることが極めて重要です。

 

⇒ 今回の体外受精で必ず成功させるためには?