体外受精が必要な人は?

体外受精が必要な人は?

⇒ 体外受精の成功率を上げる方法はこちら

 

体外受精が必要な人は、卵子と精液が受精できない、受精卵が子宮に届けられない症状がある方です。以下の不妊症に当てはまる人は、体外受精の必要性があります。

卵管性不妊

卵管は、卵子と精子が受精させ、受精卵を子宮に運ぶ働きがあります。卵管性不妊とは、卵管が詰まったり閉鎖することで、卵子と精子が出会えない症状です。

卵管性不妊症の主な原因
クラミジア感染症

性交渉によって起こる感染症です。クラミジアは自覚症状が薄く、長期間放置すると卵管性不妊になります。

子宮内膜症

生理の経血が卵管へ逆流してしまい、排出すべき血液が体内で「腫瘍」になる症状です。

卵管性不妊の治療法

卵管性不妊の治療法は以下です。卵管性不妊を治療せず妊娠する場合は、体外受精の必要性が高まります。

卵管鏡下卵管形成術

膣から子宮に向けて細い管(カテーテル)を通して、卵管の通り道を空気で膨らませる手術です。

腹腔鏡手術

腹部に小さな穴を開けて卵管にアプローチし、カテーテルについた風船を膨らませて卵管の道を広げる手術です。

頸管性不妊

頸管性不妊とは、膣と子宮が直結する「子宮頸管」の働きが悪い症状で、精液がスムーズに通過できません。

頸管性不妊の原因
女性ホルモン(エストロゲン)の低下

エストロゲンなどの女性ホルモンが少ないため、子宮頸管にある「頸管粘液」の分泌が悪くなるのが原因です。頸管粘液は、精子を活動的にする働きがあるため、分泌量が少ないと受精の確率を落とします。

子宮頸管の炎症

クラミジアなどの感染症や子宮内膜症によって、子宮頸管が炎症を起こし、機能低下することが原因です。

頸管性不妊の治療法
ホルモン補充

女性ホルモンの低下が原因ならホルモン補充をします。HCG注射などが効果的です。

炎症を抑える治療

クラミジアなどの感染症の場合は、抗生物質の投与で炎症を抑えます。重症だと手術の必要性があります。

男性不妊

男性不妊の主な原因
精子の数と運動率が低い

精液の数と運動率が低いと、卵子に受精する確率が下がります。精液の状態は日々変動しますが、慢性的な場合は「男性不妊」と診断されます。

抗精子抗体陽性

精液中に精子を倒す免疫抗体が含まれており、受精する前に死滅する状態です。アレルギーと似ており「免疫機能の乱れ」が原因です。
また、精子を死滅させる抗体は子宮や卵管にもあり、女性側が原因の場合は「免疫性不妊」とされます。

男性不妊の治療法

原因が完全に分かっていないため治療法も確立していません。
ただ、生活習慣による「体調不良と免疫機能の乱れ」が主な原因のため、バランスの良い栄養補給とストレスのない生活が、効果的な治療と言えます。
男性不妊を治療しない場合は、体外受精の必要性が高まります。