ロング法のスケジュール|メリットとデメリット

ロング法のスケジュール|メリットとデメリット

ロング法のスケジュール

ピルの内服

採卵をする前周期から、ピルの使用が始まります。採卵をする周期の1〜4週間前から服用します。

点鼻薬(アゴニスト)の使用

採卵する月(今周期)の1週間ほど前から、点鼻薬の使用が始まります。以降、点鼻薬は採卵日の二日前まで継続します。

HMG注射(FSH注射)

採卵する今周期の3日目からHMG/FSH注射を使用します。この頃あたりから「卵胞チェック」の検査も始まります。また、同時期に「抗生物質」を夫婦で服用し「感染症」の予防や、良質な受精卵と着床しやすい体にします。

採卵

今周期に入って13日目で、採卵が行われます。

胚移植

採卵日から2、3日後に胚移植をします。

黄体ホルモンの補充

胚を着床させるために「黄体ホルモン」を補充し、子宮内膜を厚くします。胚移植をした当日から始まり、妊娠判定の前日まで服用します。

妊娠判定

胚移植から14日後あたりで「妊娠判定」がされます。

 

⇒ ロング法の成功率を上げる方法

 

ロング法とショート法の違い

ロング法とショート法は、使用する排卵誘発剤や治療の流れは同じですが、最も大きな違いは「ホルモン誘発剤」の依存度です。

ショート法

ショート法は、母体からホルモンが分泌される時期を狙って、排卵誘発剤によるホルモン補充によって、相乗効果を期待する治療法です。

ロング法

ロング法は、母体のホルモン分泌が終わってリセットされた時期から、排卵誘発剤だけでホルモン補充する治療法です。

高齢ならどっちが良い?
排卵数が少ない人はショート法

ショート法は、スケジュール的に「LHサージ」を抑制する効果が高く、早期の排卵を防ぐことで、成熟した卵胞が多く育つメリットがあります。そのため、採卵数が少ない高齢者に適用されます。

卵巣機能が正常な人はロング法

ロング法は、排卵数よりも「卵子の質」が上がる傾向にあるため、卵巣機能が健康で排卵数が多い人は、ロング法が有効です。
ただし、高齢者であっても卵巣機能が良いと「ロング法」で、妊娠率を引き上げることもあります。年齢よりも「母体の状態」から、医師が適切に判断してくれます。

ロング法のメリット

卵の質が高い

ロング法は、自前のホルモンではなく排卵誘発剤の力のみでホルモン調整をするため、質の高い卵胞を作るためのコントロールがしやすいメリットがあります。そのため、ショート法よりも質の高い採卵ができるという見解があります。

体外受精の成功率が高い

ロング法は、採取できる卵子の質が良い傾向にあるため、妊娠成功率も上がるメリットがあります。

ロング法のデメリット

排卵数の平均が少ない

ロング法は、卵巣機能が低下した人には採用されず、ショート法が推奨されるのが一般的です。これは、ロング法は、排卵数の平均が少ないデメリットがあるためです。

避妊期間が必要

ロング法を実施する前周期に「避妊」が求められることがあります。
ロング法のスケジュールが本格的に始まる前周期から、点鼻薬などの誘発剤を使うため、万が一、自然妊娠してしまった場合に「胎児に悪影響」があるという理由からです。
病院によっては、避妊の指導がないこともあるようです。

スケジュールが長い

ロング法は、排卵誘発やホルモン補充を薬品に依存するため、治療の前周期から点鼻薬が始まるため、スケジュールが長いデメリットがあります。

費用が高くなる

ロング法は、ショート法に比べて排卵誘発剤の使用量が多いため、費用が高いデメリットがあります。

 

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