アシステッドハッチングの着床率|効果とリスク

アシステッドハッチングの着床率|効果とリスク

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アシステッドハッチング(AHA)の効果

アシステッドハッチングとは「透明帯開口法」とも呼ばれ、受精卵の「殻」である「透明帯」をメスで切開することで、胚が外に脱出しやすくなり、着床率が上げる効果があります。

アシステッドハッチングの着床率

アシステッドハッチングは「特定の症状」がある人の着床率を引き上げるだけで、全ての人に有効な方法ではありません。
実際、受精卵の透明帯が厚い人でも「38歳以下」の場合は、アシステッドハッチングをしてもしなくても「妊娠率」が変わらなかったことが、米国の研究で分かっています。

アシステッドハッチングで妊娠率が上がる人
卵子の透明帯が厚い

卵子の透明帯が厚いと判定されるのは「13ミリマイクロメートル以上」です。この場合はアシステッドハッチングが効果的です。
ただし、前述したように「38歳以下の女性」には、効果がない実験データもあります。

胚移植を繰り返しても妊娠しない人

胚移植を繰り返しても妊娠しない人は「着床障害」が考えられます。着床障害の主な原因は「子宮内膜」が厚くならないことですが、アシステッドハッチングによって妊娠率を上げるサポートができます。

凍結胚移植をする場合

凍結胚移植は、透明帯が冷凍によって固くなっているため、アシステッドハッチングで着床率を改善します。

39歳以上の高齢の方

高齢になるほど、受精卵の透明帯は厚くなり、硬くなるリスクが高まります。そのため、39歳以上の方には、アシステッドハッチングは有効な手段だとされます。
ただし、高齢者が妊娠できない理由は様々なため、アシステッドハッチングだけで成功するかは分かりません。着床率を上げる「1つの手助け」に過ぎないと考えましょう。

アシステッドハッチングの着床時期
フライング検査は当てにならない

アシステッドハッチング後の正確な着床時期は、病院での「妊娠判定日」まで分かりません。
実際、妊娠検査薬によるフライングの結果「陽性反応」が出なくても、病院で妊娠判定されることは多いです。

アシステッドハッチングのリスクやデメリット

費用

アシステッドハッチングの費用は、病院によって若干違いますが「2、3万円が相場」です。体外受精の費用に追加されるデメリットがあります。

双子の妊娠率が高くなる

透明帯を切開することで、胚を構成する細胞が分裂しやすくなり、一卵性双生児の双子が生まれる確率が、通常よりも高まるリスクがあります。
医師によって見解は違いますが「双子が産まれる確率が2倍になる」と言う人もいます。