アンタゴニスト法|体外受精のスケジュールと副作用

アンタゴニスト法|体外受精のスケジュールと副作用

アンタゴニスト法のスケジュール

HMG注射(FSH注射)

アンタゴニスト法は、アゴニスト法で処方される「点鼻薬」の代わりに、注射を毎日使う必要があります。

注射の回数は?

採卵日の生理周期に入って、3日目あたりから注射が始まり、11日目ぐらいまで続きます。注射の回数は病院によって若干違う場合もありますが「9回程度」です。

痛みや副作用はある?

アンタゴニスト法の注射は、お腹やお尻に打つ「皮下注射」です。通常の注射の痛みがありますが、副作用はほとんどありません。

自己注射について

アンタゴニスト法は、毎日注射するため、病院に通院できない人は「自己注射」になります。自己注射は、慣れるまで恐怖や手間がありますが、遠方から通院されている方に有効です。

採卵日

生理周期から13日目あたりで「採卵」が開始されます。採卵当日から「黄体ホルモン補充」が始まり、妊娠判定日まで続きます。

胚移植

採卵日から3日〜5日の間に「胚移植」が行われます。2回に分けて実施されることが多いです。

妊娠判定

採卵から14日目あたりで「妊娠判定」です。

 

⇒ アンタゴニスト法の成功率を上げる方法

 

アンタゴニスト法と採卵について

平均採卵数は?

アンタゴニスト法の平均採卵数は、アゴニスト法よりも少なくなる傾向にあります。ただし、病院側の目標としては「5〜10個ほどの採卵」ができるよう治療を進めます。

採卵前に排卵するリスクは?

採卵前に排卵させないため、採卵日の2、3日前から「アンタゴニスト注射」で抑制します。ただし、アゴニスト法よりも、採卵前に排卵が起こる確率が高いです。

体質に合わないことも?

アンタゴニスト法が合わないかどうかは、実践してみないと分からないのが正直なところです。アゴニスト法に切り替えた途端に妊娠した人もいますし、逆のケースもあります。

採卵前と採卵後の過ごし方

採卵前

採卵前は、体を冷やさないようにしましょう。適度な運動と入浴によって「血行と代謝促進」を心がけてください。バランスの良い栄養摂取も大切です。

採卵後

採卵数が多かった場合は「OHSS(排卵過剰刺激症候群)」になる危険性があります。採卵後は安静にすることで予防できます。

アンタゴニスト法のメリットとデメリット

メリット
点鼻薬の面倒がない

アゴニスト法では「点鼻薬」を毎日2、3回定行う必要があり、忘れる人が多いデメリットがあります。しかし、アンタゴニスト法は「毎日1回の注射だけ」で良いです。また、スケジュールも、ショート法と同じぐらい短いです。

卵子の質が高くなる

アンタゴニスト法は、アゴニスト法よりも卵子の質が高いと言われています。

OHSSのリスクが低い

アゴニスト法と比較して「OHSSの発症率」が低いです。

デメリット
費用が高い

点鼻薬ではなく注射を多様するため、アゴニスト法よりも、費用がかかるデメリットがあります。

採卵前に排卵しやすい

アンタゴニスト法は、アゴニスト法よりも調整が難しいため、採卵前に排卵する可能性が高いです。

 

アンタゴニスト法とアゴニスト法については、どちらが良くて、どちらが悪いという判断はできません。
あなたの体質に合った方法が、最も有効な体外受精のやり方であり、実践しないと分かりません。

 

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